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~前編~ お金のプロが伝える「抜本的拡充と恒久化」新NISAで資産形成!

~前編~ お金のプロが伝える「抜本的拡充と恒久化」新NISAで資産形成!

2024.01.17

相続・事業承継

税制改正によりNISA 制度(小額投資非課税制度)の抜本的拡充・恒久化が図られ、2024年1月から新しいNISA がスタートします。新NISA の改正ポイントや資産運用をするうえでの留意点などを理解し、資産形成のためのプラン作りに役立てましょう。

年間の投資枠が拡大され「非課税保有期間が無期限」に

NISA制度は、旧制度の『 一般NISA 』 と『 つみたてNISA 』 という枠組みから、『 つみたて投資枠』 と『 成長投資枠』 という新たな枠組みの新NISA に改正されます。

まず、新NISA の制度は何が変わるのかを確認しましょう。

1 年間投資枠が拡大
旧制度では、一般NISANISA(年間非課税枠120 万円)またはつみたてNISANISA(年間非課税枠40 万円)のどちらか一方しか選択できませんでしたが、新NISA ではつみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能です。また、つみたて投資枠は年間120 万円、成長投資枠は年間240 万円まで利用できるため、併用することで最大360 万円まで投資できます。

2 非課税保有期間が無期限に
旧制度では、一般NISA は5年間、つみたてNISA は20 年間の非課税保有期間が設定されていました。しかし、新NISA では無期限になり、より長期的な投資ができるようになります。

3 生涯の非課税保有限度額を設定
旧制度の非課税保有限度額は、一般NISA が最大600 万円(120 万円× 5 年)、つみたてNISA が最大800 万円(40 万円× 20 年)でした。新NISA では、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの投資枠を合わせて生涯で1 800 万円(うち成長投資枠は1 200万円)となります。

4 投資枠の再利用が可能に
旧制度では売却した場合、その投資枠は再利用できませんでした。新NISA では、売却した場合には翌年以降にその簿価(取得価格)相当分の投資枠が復活し再利用できるようになります。

後編はこちらから↓

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